オフグリッド家庭用太陽光インバーター購入ガイド:オフグリッド型家庭用蓄電インバーターの選び方

著者: FSP Group

 

エネルギー転換の潮流の中、電力の安定性と再生可能エネルギーの活用は、台湾だけでなく世界的にも重要なテーマとなっています。「台湾大規模停電一覧」によると、1988〜2017年の間に12回の大規模停電が発生し、さらに2021〜2022年のわずか約2年で3回の停電が起きています。これは電力供給に依然としてリスクが存在することを示しています。同時に、世界各国でグリーン電力の導入が加速し、太陽光発電や洋上風力などの産業も急速に発展しています。多くの家庭や企業が太陽光パネルを導入し、環境変革に貢献し始めています。

 

しかし、ソーラーパワーの設置後、電力を直接台湾電力に売却できない場合は、ソーラー発電によって生じた電力を「インバーター」を使って直接使用することになります。そこで本編ではインバーターの働きについて紹介し、適切なインバーター選びについて説明します。

 

オフグリッドインバーターとは何か？

オフグリッドインバーター（Off-Grid Inverter）とは、グリッドに依存せず、またグリッドと同時に動作しないソーラーパワーインバーターを指します。方形波と正弦波による交流電流出力によって、独立したシステムへ給電します。またソーラーパワーシステムとオフグリッドインバーターを通じて電池の直流電力を交流電力に変換して自給自足の家庭用電力として装置に供給します。

図：オフグリッドインバーター（Off-Grid Inverter）動作説明図

 

インバーターの働きはソーラー発電によって生じる直流電力を家電製品が使用する交流電力に変換することです。基本的な変換機能を有し、同時に装置の監視機能も兼ね備えています。

 

オフグリッドインバーターの選び方

それでは、最も重要なオフグリッドインバーターの選び方について説明します。次の3つを参考にしてください。

• ワット数：オフグリッドインバーターを選ぶ際、ワット数は最も重要な要素の一つです。初めに自身の家庭用電器装置が必要とする電力量を把握します。例えば家庭に扇風機が2台、冷蔵庫が1台、テレビが1台あるなら、インバーターで給電する必要があります。仮にこの３種類の電器のワット数が 70、160、100 ワットとするなら、必要なワット数は（70*2）+ 160 + 100 = 400 ワットとなります。
• VA 値：VA 値とはソーラーパワーインバーターのボルトアンペア定格値を指します。自身が必要なVA値を確認する最適な方法は総出力（単位はワット）を力率で除算します。通常は0.8です。例えば上述の必要な総出力の要件は 400 ワットです。VA等級は 400/0.8 = 500 VAとなります。
• 波形種別：インバーターは純正弦波、修正正弦波と方形波を含みます。その違いはほとんどの家電は純正弦波で正常に動作し、修正正弦波はすべての装置で使用できるわけではありません。方形波の応用は最も少ないものです。
   

FSP 太陽光インバーターの特長

1.      純粋な正弦波出力で幅広い負荷に対応
多くのモデルが純正弦波インバーター機能を備え、家庭用電化製品、業務用機器、蓄電システムを安定して駆動し、波形歪みのリスクを低減します。

2.      市電・発電機・太陽光パネルに対応するデュアル入力設計
市電と発電機の2種類の入力に対応し、一部の機種では太陽光パネルからの直流入力や蓄電システムもサポートし、停電時やオフグリッド環境でも運転を継続できます。

3.      並列運転に対応し高い拡張性を実現
家庭用や小規模商用システムに適しており、最大6台まで並列運転可能で、合計90 kWの定格出力を実現できます。システム拡張に柔軟です。

4.      屋外設置対応・高い防護等級（IP65）・スマート監視機能
一部の屋外モデルは IP65 防塵・防水仕様で、屋上、屋外スペース、湿度の高い環境に最適です。Wi-Fi、Bluetooth、モバイルアプリにより、遠隔監視とシステム管理が可能です。

5.      蓄電システム対応、オフグリッド・バックアップ用途に最適
連系型だけでなく、オフグリッド型やバックアップ用インバーターも提供しており、住宅、離島・山間地、マイクログリッド、緊急電源として適しています。エネルギー自立や非常時の電源確保に貢献します。

 

FSP の オフグリッドインバーターがお薦めです！

現在の市場を総合的にみると、インバーターには多くの種類と異なる規格がたくさんあります。次に多くの人に適する製品「LightUp P5000 」を分かりやすくご紹介します。

FSP LightUp P5000 のワット数は 5kWで、 10,000 VA 値を有します。また多くの電器製品が必要とする正弦波製品です。この他にも、ユーザーはBluetoothでインバーターの状態を監視できます。全体的な仕様から言って、多くの人のニーズにマッチした製品です。ここでも参考として皆さんに推奨します。

図：LightUp P5000（製品詳細の紹介）

 

これまでの詳しい説明で、オフグリッドインバーターとグリッドタイ・インバーターについてよくご理解いただけたかと思います。環境エネルギー不足の課題とグリーンパワー政策の推進に伴い、ソーラー発電はすでに不可逆のトレンドとなっています。多くの会社が誰もが発電所となれるプランを発表し、将来のソーラー発電のトレンドに役立てるよう自宅の屋上にソーラーパネルを設置することを勧めています。しかし今考えてみると、将来台湾の電力需要が負荷を超える状況がより厳しくなるなら、ソーラーパワーシステムにインバーターを組み合わせるこのプランは自宅の電力需要に対する最適なソリューションとなるのではないでしょうか。

 

| FSP Smart Microgrids Microsite |